激アツ資産運用 導入編 5章.優遇制度

この章では資産を運用する上で政府が用意した優遇制度を紹介します。政府が用意という事は税金の優遇という事です。投資をするうえで、どれだけ税制をうまく使うかというのはとても大切になってきます。単発で税金を払う払わないだけであればそれほど大きなインパクトは無いかもしれませんが、繰り返し発生することなので、3章で説明した複利に大きく影響してきます。しっかり理解して最高のパフォーマンスの実現しましょう。

NISA(ニーサ)
NISAの「N」は日本(NIPPON)の頭文字で、「ISA( アイサ)」はIndividual Savings Accountの略
・NISA口座(非課税口座)内でのインカムゲイン、キャピタルゲインに一切税金がかからない
・2014年から2023年まで10年間の制度
・NISAには3種類あり、1人1口座1種類しか開設出来ない

NISAの種類 (金融庁サイト)

①NISA
・個人投資家のための税制優遇制度。
年間120万円までの投資で得た利益(配当所得・譲渡所得)に対して税金がかからない。
・非課税の対象となるのはNISA口座で購入した金融商品(株式・投資信託等)のみ。
・最長5年間保有出来る。

②ジュニアNISA
・2016年度から始まった未成年者(0~19歳)を対象としたNISA
年間80万円までの投資で得た利益(配当所得・譲渡所得)に対して税金がかからない。
・最長5年間保有出来る。
18歳になるまでは原則として非課税で払い出しが出来ない。

③つみたてNISA
・2018年1月から始まった、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。
・年間40万円まで累積投資契約に基づく買付けに限られている
・非課税期間は20年間

基本的に金融商品で得た利益は20.315%の税金がかかりますが、その税金が5年もしくは20年間全くかかりません。
例を挙げて考えてみましょう。
年間120万円投資して5年後に2倍になったとします。毎年購入額の2%の配当があったとした時のシミュレーションをしてみましょう。

売却益 120万円 =120万円x2倍-120万円
配当   12万円 =120万円x2%x5年
総利益 132万円
税金  26.8万円 =132万円x20.315% 
このケースであればNISAを使うか使わないかで、26.8万円の利益の差が出ます。



実際にはそう簡単に2倍にはならないのですが、2020年~2023年までフルで枠を使用した時、個人4年分で480万円まで使用できます。夫婦と子供2名なら(120万円x2名+80万円x2名)x4年で1600万円まで枠があります。

5年間で10%の利益を出せば160万円です。税金約20%、およそ32万円の節税になります。大きなメリットだと思います。実際に1600万円も無いという方も800万円で利益20%出すことが出来れば、同じだけ節税出来るのです。

家族4人で4年間で1600万円投資した時の投資とリターンのイメージ

もしくは投資金額が200万円だったとしても、年間10%の利益を確定して次の年にまた再投資することを繰り返せば、大きな利益と節税が見込まれます。4年目までは複利10%、5年目以降は単利10%だったとすると、194万円の利益を出すことが出来ます。節税額は39.4万円にもなります。

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

・自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度
・掛け金が全額所得控除になる
・運用で得た利益は全て非課税となる
・受給時に所得控除が受けられる
・原則60歳まで資産を引き出すことが出来ない

こちらもシミュレーションをしてみましょう。(掛け金上限額は人によって異なりますので、iDeCoのホームページを確認、もしくは金融機関にご相談ください。)iDeco加入資格・掛金額

毎月1万円ずつ30年間積み立てた場合
所得税・住民税の割合が合計20%だった場合、毎年2.4万円の節税が出来ます。30年で72万円の節税です。
そして積み立てた資金が毎年1%の利回りで運用出来た場合、30年後の利益は61.6万円です。この利益にも税金がかからないので、12.3万円の節税になります。
トータル72万円+12.3万円なので、84.3万円の節税になります。(実際にはiDeCoを使わず、所得税引き後の金額を積み立てた場合と比べるともう10万円程度手残り額が変わってきます)

実際にiDeCoとiDeCo以外で積み立てを比較した時、利回りが大きくなればなるほど節税メリットが大きくなります。
5%で運用した場合節税メリットは243万円になります。30年間貯金し続けても288万円にしかなりませんが、iDeCoで5%で運用すれば837万円となり、549万円もの差になります。全く利益が出なかったとしても72万円は貯金するよりもお得になります。
5%というのはしっかり運用先を選べば比較的現実的な数字ではあると思います。少なくとも3%位であれば30年の長期運用であれば達成は難しくないのではないかと思います。

NISAやiDeCoについて概要は理解いただけたでしょうか?制度をきちんと理解して、最大限活用できるようにしましょう。

因みに私はつみたてNISAはお勧めしません。NISAとiDeCoの中間みたいなもので、強みがあまりありません。わたしだったらNISAとiDeCoの組み合わせで強みを最大限活用します。

激アツ資産運用導入編は以上となりますが、今後もまだまだもっと実践的な事も発信していきたいと思いますので、引き続きご覧になって頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

動画も作成しましたので、良かったらご覧ください。

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